もう
誰も
失いたくないから
あたしは
人を愛さない
何か
おかしいですか?
〔実話〕
私は今まで本当の過去を誰にも話したことがありません。過去から逃げていたのかも知れません。誰の愛も信じれなかった。信じたら負け。裏切られて傷つくくらいなら、最初から信じなかったらいいだけのこと。冷めた人間でした。だけど、こんな私を愛してくれる、大きくて優しい存在に出会うことができました。彼女は私に愛を教えてくれました。もしも私が消えるなら、私は此処に本当の過去を書きます。
家族、病気、風俗街、同性愛、やくざ、油絵、レイプ、殺人、歌、東京、25針の傷痕、夜の仕事、走り屋、婚約、形見、入れ墨、手帳、涙
全て実話です。読んでください。私はもう、逃げも隠れもしませんから。