“世界を守る為にお前を守る”たったこの一言だけの繋がりだったあたしと彼。でも気づいたらあたしは……
「世界を守る為にお前を守る」
たったその一言の繋がりだった、あたしと彼。
だけど、
「俺は、キイの体、命も守りてぇけど、心ん中も俺が守りてぇんだよ」
そんな些細な彼なりの“優しさ”に包まれた、今。
いつの間にか
あたしは、彼のコトが好きになっていた――――
あのさ…?
いつも恥ずかしくて言えなかったけど…
自分の事のように守ってくれてありがとう。
あたしと出逢ってくれてありがとう。