古からの魂と意思を受け継ぎ、深海のようで、蒼穹(そうきゅう)のようで、強く、艶やかで、溶けるような青い瞳を持って生まれる――それこそが【青薔薇姫】の資格。
『外に出てはいけない』そう教えられたフツキは唯一の肉親である叔父が失踪し、一人屋敷で待っていた。しかしある日突然何者かに追われる羽目になり、外の世界へ飛び出した。
そこで一人の青年から告げられたのはフツキが世界を護る為に生まれた青薔薇姫であるということ。青薔薇姫は一体何を護り、何を壊す?青薔薇姫を襲う彼等の目的と隠蔽された過去には何が?儚くも、美しい青薔薇姫と従者達の運命は?ダークで甘く、少し切ないゴシックファンタジーを今、貴方に。
(小説家になろう様にてメインで活動中。藤咲魅蘭と同一人物です)