15のあたしは
未来なんて、誰しも当たり前のように与えられると信じていた。
でも、それは違うのだと18のあたしは気づいてしまった。
日焼けしたまだ細い腕。
同じくらいの身長だったあなたは、いつの間にか見上げるほどになった。
くしゃりと笑う横顔は、今でも鮮明に思い出すよ。