彼奴×5=彼奴等2【完】

作者澪羅



高校生になった“藤野なる”



なるは、ある人に恋をしていた。



でもその人には彼女がいる。



好きな彼とは中学のときに知り合って、兄弟みたいに接してきた。

だからこそ、今更


“好き”


なんて言えない。



ある日、愛しいはずの彼と口喧嘩になったなる。

今まで貯めていたものが一気にあふれ、教室から飛び出し、向かった先は屋上。



何時もは誰も居ないそこに、人形のように眠っていた“其奴”。



この男と関わり始めてなるの人生に変化が起き始めた。