出会いは最悪だった。
「初めまして。傭兵のジェフ・ハーティリー。又の名を、『ゼブラ』・・・。だが、そんなにカワイイもんじゃない。どちらかと言ったら、肉食の方だがな。何も俺が命名したわけじゃないんで、その辺は聞き流してくれ。」
誘拐をしに来たって奴が、悠長にそんなことを口にする。
困惑しない方が可笑しい。
状況を理解できないで、ただ怯えていると、男は突然俺にキスをしてくる。
それから、ジェフが放った鳩尾への一撃に、俺は意識を手放した。
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完全ファンタジーノベル
『BEAST KING』始動。
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