時をかける想い(陽)

作者美羽

―江戸時代、京都―公家の娘・桜華には触れた者の未来を読み取る不思議な力があった。十六になった桜華は幻術の力をもつ泉の若当主・奬永と結婚することになるが…?!


人の未来が見える

この力が、



一体何になると言うの?



未来を知ったところで、

私が出来ることは



ただ、泣くだけ…




もし、

この力が無ければ


私とあなたは―