あたしには昔の記憶がない…。
なにが自分かわからない。
自分が何を求めているかわからない。
もう…どうにでもなればいい。
そんな時に現れた人がいた…―
『…もう居なくならないで…―っ』
『…あたし知らない…』
・・
また傷つけた…
たすけて―ッ
言葉にできなかった言葉を
わかってくれる人がいた…―
『ぜってー離さねぇからっ…」
信じていい…?
『俺を信じろ』
そう言って微笑んだ君は
冷め切っていたあたしに光を与え
無くなった記憶のパーツが
少しずつ・・・
揃っていく…