HERO~case by TAKAKO~第3部

作者ベスト

アンコンへ向けて練習に励む四ツ高吹奏楽部金管12名。メンバー編成に頭を抱えるリョータにまたしても事件が!?どうする貴子!! 新キャラ続々登場。終幕への序曲第3部始動。

リョータ先輩がこちらを振り返った刹那、突如風が吹き木の葉を舞い上がらせた。



貴子:「ウソ……でしょ?」


白瀬:「本当だ。これこそリョータが『女王の亡霊』と呼ばれる真の意味なんだよ!」




飴細工のように艶やかな髪をなびかせながら、リョータ先輩が目を開く。

その瞳は、いつもの子猫のような愛くるしい色ではなく、冷徹な、まるで爬虫類のような目をしていた。



涼太:「この身体は……姉ぇさんのために、姉ぇさんのためだけにある。」


   (第13章より)



リョータの過去

『3年前の事故』に迫る

『第13章』収録!(予定)


クライマックスへ向け

貴子は突っ走る!


※物語進行の都合で第13章は第14章になりました。

それに伴い、第14章は第4部で公開します。


※吹奏楽小説です。


※第1部→第2部→第3部の順で読んで下さい。