天使な悪魔の君へ...

作者ユキクマ

初めて好きになった人に暴力を振るわれた少女。
不登校気味な彼女を救ったのは...、
親友とひとりの男だった。

「ありがとう、凛咲。」


会うたび君は


いつも私にそう言った。



君は究極の気分屋さん。


天使のように優しいときもあれば、


数秒後には悪魔のように冷たくなっていた。


でも必ずそういう君に、


会うたび私の心は愛しさで溢れていった。



私たちにどんな辛いことが起こっても、


絶対に君を離さない。


そう思ってたのは、私だけだった...。