理香

キラキラした「少年時代」
評点[85/100]


高校三年生の男子四人組が、山奥の別荘で夏の1日を楽しく過ごす。

しっかり者の悠人。
陸上部の拓也。
ちょっとワガママな樹。


そして五人兄弟長男の「俺」こと雅治。

小学生レベルの会話 や、ちょっとしたケンカや行き違い。
迷子を助けたり、トランプに命をかける(笑)。


そして夜空を見ながら、将来について熱く語りあってしまうのだ!


どこにでもあり、誰にでもあるような、キラキラした「少年時代」が描かれている。


「クサい」と言えばそれまでだが、この年齢独自のパワーや、それをどこに向けていいのかわからない戸惑いがうまく描かれている。

ちょっと切なくてちょっと楽しい。

続きが読みたい青春の1ページである。