アゼルフリスは亡国オールデンの第二王子アントニオに仕える侍女。
ある日、アゼルフリスはオールデン国王より、アントニオと共に、かつての敵国エッシェンバッハへ赴くよう命じられた。
エッシェンバッハ帝国第六皇子レオナルドの、花嫁として。
ところが、実はレオナルドは大の女嫌いで・・・
「身に余る光栄にございます」
「俺は、女は抱かない。貴女の様な美しい女なら尚更ね」
「お前の信じる道を行け」
「あんたは私が守るわ」
「ねぇ、正義って何なの?」
何が正しいのか、何が間違いなのか?
腹違いの弟と共に氷で閉ざされた帝国へ嫁いだアゼルは、その答えを探し求める。
真実が、どれ程残酷なものだったとしても。
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