自殺サイト

リアリティ溢れた作品 非常に良く出来た作品だと思った。 自殺サイトと言うタイトルから暗い話を想像していたが、読み終えてみると暖かな余韻が残る。 文章力もあり、設定が凝っていることもあり、自然に惹きこまれる。 ラストの淡々としながらも、余韻の残る終わり方が、私は好きだ。 読んで良かった。

リアリティー。 読み終わって。 『人間の持つ行き場のない感情がうまく表現されている小説』という印象を受けました。 『いじめ』という社会問題に、現代人の心の『病』が見えます。 『過去』に罪悪感を持ちながら、生きようとする主人公。 これらの点と点が繋がり合い、物語とうまく絡まっています。 何よりもリアリティーのある題材に目を惹かれました。 読み終わった後何か教訓を得たような…そんな気さえしました。 とても、読みごたえがあり、おもしろかったです。

携帯小説のイメージを変えさせられた 初めて携帯小説というものを読みましたが、想像以上に面白かったです。謎を含ませながら話が展開していたので飽きる事なく読み終える事ができました。 特に第五章の伏線の回収は見事でした。その章のおかげで、作り込まれた作品という印象が強いです。 何より、物語自体が新鮮で面白かったです。作者様はこの小説を純文学としているようですが、恋愛＋推理＋純文学、という感じです。正直、恋愛が一番メインなような気すらします＾＾； この小説を読んで、携帯小説全体の印象が変わりました。一番最初にこの作品に巡り会えてよかったです。