星に願いを

作者kaka

幼い頃から美樹に恋する、大雅。いつになっても思いは伝えられない大雅。そんな時美樹から蓮が好きだと告げられる。大雅は美樹に思いを告げるのか。

なあ?覚えてる?


あの約束。


俺はさ…


まだあの約束覚えてんだよ?


お前はさあ…

きっと覚えてなんかないんだろうな。



_____10年前。


「大ちゃん!私、将来大ちゃんと結婚する!」


「うん!僕もしたーい」


「ほんとに?!」


「うん!ほんとだよ」


「じゃあ、絶対だよ?」


「うん..絶対!」


「じゃあ、指切りね」


僕たちは誓った…


空一面に輝く星の下で。



星に願いを。




こんな約束…


こんな約束なんて

覚えてないんだろうな。