「おはよう、ケイくん!」



『…はい。』



「今日も格好いいね!」



『そうですかね。』



「そうだよ!ケイくんほど格好良い人見たことないもん。」



『…それはどうも』



「ところでケイくん、」



『はい?』



「そろそろケイくんの本名、教えてくれない?」



『お断りします。』



彼は名前さえも教えてくれない。