恋をした。
苦く甘い 恋をした。
私はこの恋を決して後悔しないでしょう。
たった14歳からはじまった小さな恋が
時を越える。
恋と言うのは人を満たすモノだ。
愛と言うのは満たしあうモノだ。
もし私が彼を満たしていたとしても
私は満たされたとはいえない。だが
恋そのものに満たされ、溺れていたのかもしれない。
溺れた中 船に引き上げたのはまぎれもなくあなたで
また海に沈めたのもあなたで
手をさしのばしたのは違う人で
でもあなたは黙って見ていたの。
あの日のあなたを忘れない。
どのときも忘れたことはない。
「永遠はあるよ」と言ったまだ若い彼を
忘れろと言っても忘れられないのは
恋に溺れてしまったからだ。
いいや
私はいつでも
君に溺れ、君に恋し
君をとても愛してた。