白亜の塔のてっぺんで眠る、足枷の少女。


扉は鉄格子の向こう、あるのは小さな窓一つ。


ある時彼女のもとに、一羽の鳥が訪れる。


鳥は彼女の目の前で人の姿になり、彼女に手を差し伸べる――「あなたを探していたのです」。


――そんなおとぎ話、お好きですか。