現役歌手(シンガーソングライター)
自身が手掛けた
実話をもとにしたストーリー。
『不幸の象徴』
「生まれてこなきゃよかった。」
どうして私は生まれてきてしまったんだろう。
幼い頃からずっと独りだった。
それでも周囲から人気者だった。
体に残る痣、心に残る傷…
生まれたことには
必ず意味があるよね?
悲しみを何度通り過ぎただろう。
涙で何回枕に染みを作っただろう。
私は今ステージで歌っている。
多くの哀しみを癒すために。
そう、
悲しみや苦しみに溢れた世界を
照らすために。
私は一人も見捨てたりしない。
一人一人のために生きて歌を歌いたい。