星に願いを。歌に愛を。

作者Risa(現役歌手)

人気上昇中の現役19歳歌手による実話をもとに書いた物語。

現役歌手(シンガーソングライター)

自身が手掛けた

実話をもとにしたストーリー。


『不幸の象徴』

「生まれてこなきゃよかった。」


どうして私は生まれてきてしまったんだろう。



幼い頃からずっと独りだった。

それでも周囲から人気者だった。


体に残る痣、心に残る傷…


生まれたことには

必ず意味があるよね?



悲しみを何度通り過ぎただろう。

涙で何回枕に染みを作っただろう。




私は今ステージで歌っている。

多くの哀しみを癒すために。


そう、

悲しみや苦しみに溢れた世界を

照らすために。



私は一人も見捨てたりしない。

一人一人のために生きて歌を歌いたい。