凛猫×覇龍Ⅲ 【完結】SS更新中

作者奏空

勝利なんかないけど、
最後に笑うのは……誰?
凛猫×覇龍
そんな彼等の、彼女の三つめの物語―――。

ただ一人、真実を知る少年は

今、危機に晒された。


「あなたが原因ですか」

ただ、真実を知りたかっただけ。


「何も、知らなかったっ」

ただ、頼って欲しかっただけ。


「もっと大切にして!?」

ただ、知って欲しかっただけ。


「行くなよ・・・!」

ただ、側にいたかっただけ。


「誤算だった・・・」

ただ、好きになっただけ。


うちに秘めた想いは、全て過去形で。

彼女が彼等に出会わなければ、

こんなに早く、

カウントダウンは始まらなかった。


「・・・ごめん」

お願いだから、泣かないで。