いろんな音が聴こえる。




生活音と自然の声にかき消されそうになりながら。




しかしそれは確かに存在していて




私はそこに自分という存在をあやすように刻みつけている。




あの人も、この人もみんな。







ある街の、ある人々のお話


短編集.