Cast a Die -果てなき未来を決める術-

作者友美

何気ないナオトとの出会いで、紫乃は忘れていた恋の感覚を思い出す。苦しくも幸せなのが恋愛だということ、アナタはちゃんと分かってますか。


きっとあたしは分かってたんだ



人が人を愛する訳を


だけど、それだけじゃ幸せにはなれないコトも



人には生まれた時から神様に定められた人生がある


その中にはもちろん壁もたくさんある



だけど、神様



あたしはアナタを恨んだコトはありません


だって大切だと言えるあの人とこのあたしとを出会わせてくれたから…



ただ


時々迷ってしまうんだ



この先どうなるのか

どうすればいぃのか



そんな時は仕方なく


あたしは自分の中でサイコロを振ってみる


例え小さくてもそれが正しい答えかもしれないのだから



未来は決してみるコトは出来ないのだから