若葉
えっ!(・・;)
この小説、「初恋の記憶」と同じ作者が書いたものとは思えない。
普通の恋愛の話しかなって思って読んでいくと、突然キャバクラの話しが出てきたり、そればかりかと思えば、シリアスな生活や恋愛の話しに戻ったり、意外な展開にびっくりしてしまう。
でも一貫しているのは主人公が常に真剣というか真面目に生きようとする様がしっかりと描き切れていることが素晴らしい。
「虚偽の世界を素手で歩いて傷ついても前を向いて進んでゆく姿」、そんな姿を描いたのかもしれない。
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300ページ超の長編だけど、文章もわかりやすく、一気に読めました。
それから、各章の冒頭に現れる「詩」がとても深みがあって素晴らしいです。