怖いもの知らずの若い頃、お酒の上の失敗は経験として活かされているはずなのだが..........。

その頃の私は、大学4年生。仲間からボチボチ内定者が出はじめていた頃だった。


忌まわしき就職活動の真っ只中にありながら、我関せずと文学で生計を立てるなどと云う叶わぬ夢を追っていた。



就職はどうした!顔を会わせる度に執拗に責める父にその都度切れて、それが嫌で家出同然の生活を送っていた。