桃色の空

作者紅亜

満開の桜を前に、芽生えた恋。少し変りものの彼との、ほのぼのラブストーリー。

屋上で二人で寝転んでいると、彼が言った。




「これが桃色だったらいいのになぁ」




空を見上げる。


そこにあったのは、雲ひとつない真っ青な空だった。