はるがふたつ。

作者


何にも本気になれない野谷はるか(のだにはるか)。

持ち前の器用さとクールな姿から、学年の王子的存在だった。


春、新しいクラスの後ろの席に転校生が座ってくる。

彼女は自分に興味がなさそうで、そして自分のペースに引き込めない相手で、はるかは自然と彼女に夢中になってしまう。