初めての恋が・・「俺のそばにいてくれ」こんなにも脆く・・「俺は殺せるよ?愛してたからこそ・・」崩れ落ちていく・・淡い翼のように・・・
冷えた夜道を歩いている途中、俺は見た。
屋根から屋根を軽く飛び移る花魁服を身にまとった女の子を・・。
その花魁は音も立てず屋根を走る。
まるで忍者みたいに・・。
消えた花魁忍者にだいた気持ち。
また会いたい
一つ、キラリと光るものが見えた。
木から落ちた所を見てみると金色のかんざしがあった。
花魁忍者が飛び移る際に落としたのだろう。
俺はそれを手に取って握りしめた。