月見里うさぎ

燃えます!
最初は、タイトルに惹かれて読み始めました。
絵に描いたようなギャグなのだろうと思っていましたが、少し違いました。
会話は軽快に面白く進むのですが、地の文は淡々と状況を説明しており、不思議な雰囲気を作り出しています。

 説明が必要な事を良い具合にすっ飛ばし、不条理さを垣間見せながらそれらを上手く使い、面白さを出していると思います。

 合間に、主人公の恋に対する想いや切なさが盛り込まれ、とても読み応えのある作品になっています。