貴方がいない世界~「また明日」という約束~(短編完)

作者

   貴方は誰なの?



私の右手に残る違う誰かの    ぬくもり



 私の髪に付いた髪止め



  私の頬を流れる涙




    それから




   私の胸にある

夕日のような、暖かい思い



  それをくれたのは

  きっと貴方だから



     でも




   私は知らない

 貴方の名前も顔すらも



     ねぇ

  貴方は誰・・・・・・?




それはとある

   少女の追憶の物語。