あなたに世界を任せました

作者■No Name□

あの日僕は、夢から覚めることができなくなった。


夢の世界の僕は創造者。


好きなものをつくることができる。


夢の世界の住人はそんな僕をうらやましがる。


これは、僕の夢なのだから僕にしかできないことなの


だ。


そんな僕はその世界の王に世界を任せられた。


「あなたの目が覚めると私たちも、世界も消えてしま


う。だからどうか、目を覚まさないでほしい」、と。



それでも僕は、帰りたかった…


これが夢だと知っていても。