「闇の天使」 月夜の天使・番外編

作者姫月まりな

月夜の天使番外編・月野いずみの章 夜の闇が降りるたびに私は彼を思い出す。あなたは闇のように孤独で愛を知らなかった。紫貴・私だけの闇の天使。

「月夜の天使」番外編・第2弾 月野いずみの章



夜の闇が降りるたびに、私は彼を思い出す。



闇のように孤独で、愛を知らなかったあなた。



私もまた、あなたに会うまで愛を知らずにいた。



あの炎に包まれた夜。



私とあなたの孤独は、確かに交わり、愛を奏でた。



紫貴、あの微笑みは今でも



私だけの胸に深く封印されている。



紫貴・・・私だけの闇の天使。