一君の事件簿

作者寺宙

「犯人はこの中にいる!」的な、ショートショートです……。

 もしかしたら、自分も殺されるかもしれない。

 しかし、これ以上の犯行をさせないためにも、犯人には自分で直接言う必要がある。

 そんな思いから、一はそのドアをノックした。