なつかの母は極端な教育ママ。
人生で一番大切な事は、
トップである事だった。
反発からは、兄は家庭内暴力に。
毎日は恐怖の連続で、
母を暴力から助けるだけの
日々となった。
その後、進学校への
入学を果たすが、
なつかの心身はボロボロになり、
強迫性障害と言う心の病に
陥る事となる。
そんな苦しみの日々、なつかを
何より驚愕させた事は
命がけで助け続けたはずの母が、
「死ね、気ちがい」
と罵るようになった事だ。
どれほど、悲しくつらかったか。
なつかは、地獄の苦しみの中、
たった一人病と闘い
必死で生き続けるのである。
「幸せになるまでは・・」
発病後20年の歳月を経て、
AC(アダルトチルドレン)
障害を乗り越え
カウンセラーへの道を
歩む事になる。
この物語は、
虐待、暴力が日常化した
機能不全家庭に育ったなつかの
過酷な人生を赤裸々に描いた
実話物語である。