純愛ファシズム

作者清子

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私が好きなのは私の親友が好きな人。


私の中に芽生えた身勝手な感情は、私の親友を深く傷つけるだろう。

もうね、何もかも消えてなくなってしまえばいい。私もあなたも世界も。


いつからこうなってしまったのだろう。どこで進むべき道を見失ってしまったのだろう。

親友を大事にしてほしいと彼に懇願しながら、心の底では彼を奪い取ろうとしている。私はなんて愚かで、なんと醜いのだろう。


それでも、焼け付くこの心は止められない。

例えそれが略奪愛だとしても。


いじけた女子高校生、令子。

見た目はギャルのメンヘラ、理沙。

理沙の恋人、高原。


純愛になんてこだわって、感傷的になるな私。

Hありでも浮気でも、自分が好きなら仕方ないじゃない。


現在進行形で進んでいく、裏切りと熱情の物語。