恋愛小説です。彼女はずっと泣いている。自分の部屋で独りになると、涙をながす。だけど俺はもう、君に手を差し延べることは出来ないんだ……。
恋愛小説です。
何で?
どうして?
置いてかないで……
私を独りにしないで……
彼女はひたすら泣きつづける……。でも、しかたがないじゃないか。だって俺はもう君に手を差し延べてあげられない……。