守ってあげたいんです。

作者

俺が好きになった人は、孤独になれてしまった、女の子でした。もう、独りになれたりしないでください。俺が、側にいますから。独りに慣れた先輩に恋する男の子のお話し

ふんわりとしたボブの黒髪をいつも揺らしながら俺に近づいてくる先輩を、俺はただ、



守りたいんです。







「美住先輩は、一人でいて寂しくないんですか?」



「わたしは、一人でいることに、慣れ、ちゃったから大丈夫だよ」












美住先輩、そんな先輩を俺は守りたいんです