秋夜の蝶/夜羽愛花
暗闇に さす光暗闇に、光がさすような物語。少女が幽霊と出会い、同じ悲しみを重ね合わせることで再生していく。序盤の妖しげな雰囲気とはうって変わって、読後はさっぱりとした印象を受けました。どの瞬間を切りとっても隙がなく、繊細な描写が魅力的でした。文句なしの星5です。