桜とビー玉、映る君

作者チョコロコ

独り暮らしを始めた女子大生・凪乃。
ビー玉を見て思い出すのは、切なくて、何よりもキラキラしてたあの頃。
忘れたくない。あなたの思い出は鮮やかなままで…。

ある日、引き出しから転げ出たビー玉。それは綺麗な透明で。

あの子から貰った、トクベツなビー玉。春にはよく、桜を透かして遊んでいた。


中では硝子じゃない、君の温もりが煌めいてる。



ビー玉みたいに透明で、桜みたいに儚かった青春。

あなたの事、忘れたくないから…。