瑠愛

男と女の絶妙な駆け引き
同じ会社の同期の五十嵐は
社内の女の子を虜にしてしまうほど
外見も何もかも、最高にイイ男

だけど主人公カオルにとっては
何でも軽くこなしてしまう
嫌みでえらそうな男

そんな二人が一夜を過ごしたのには
仕掛けられたトラップがあった…


設定としてはそこまで派手なものではないのに
読み始めると止まりませんでした


五十嵐と接することで
だんだんと変わっていくカオルの心情

そして二人の絶妙な駆け引き

テンポの良い会話とカオルのツッコミ


どれをとっても表現力は圧巻です!

とにかく、心情をあらわすボキャブラリーの多さに驚かされました


ラスト、カオルが簡単に五十嵐になびかなかったこと
好きだと最後まではっきりとは認めず、ひそかに新しい五十嵐との関係が始まる余韻を残したことに
オリジナリティを感じました

おすすめです!