百瀬ねこ

根本が折れている
序盤、とにかく気になるのが、三人称と一人称の混同です。

三人称と一人称を無計画に渡り歩くのは駄目です。
しかも知らぬ間に主人公以外に視点が変わったりしています。
これも読者に混乱を与えます。

視点は統一しましょう。基礎中の基礎です。

中盤、一人称視点になるとぐっと良くなるので、最初が勿体ないです。
(後半再びゴチャゴチャになっていましたが)


ストーリーには改善点があまりにも多いですが、とりあえず、女性は男性として学校に入学出来ないかと……

小学校から一緒なのは慎二だけでは無いと思うし、兄の死だって広く知れ渡っているはずだし、校長も簡単には許さないです。(入学には戸籍が必要)

設定が厳しいです。


そして、無駄な登場人物が多いです。


まずは「小説の書き方」について、一から調べ、勉強してみる事をオススメします。


一ページの文字数が丁度よく、軽快にページを捲れたのは良かったと思います。

心理描写は時折光っていて素晴らしかったです。


書評依頼ありがとうございました。