平経盛の末子――平敦盛。あの日、一生涯共にすることになる運命に出逢った。源平時代に生きた二人の物語。
「笑っていて」
それが、私の願いなのです。
見上げた昊はいつだって澄み渡っていて、
あなたはいるのです。
――ここに。