サラサラの髪を風になびかせ、白いワイシャツの胸ポケットにはあなたの大好きな万年筆。
芝生の上で、あなたが未来を語ると私はその言葉たちに安らぎを求めた。
少し角ばった言葉を使ってしまうと、あなたは決まって恥ずかしそうにはにかむ。
またその笑顔で癒される私は、嬉しさと恋しさで胸がいっぱいになる。
この笑顔を裏切ることになることをどうか許してください。
あなたを傷つかせ、泣かせることになってしまうなら、谷底に身を投げてもいいと思っていた私はどこかへ消えてしまった。
あなたもどうかわかってほしい。
この世界は狭くて小さくて、どんなに素晴らしいものか、わかってほしい。