ヤマさん
意外性? それともこれってこの人の真髄?
前作のレビューで次回作に期待した者ですが、見事に裏切られました。とにかくいきなり地味になりましたね? でも、短編だから仕方のない・・・・・・というか、贅肉を削ぎ落として削ぎ落として、鋼の筋肉だけにしたって感じでしょうか。良い4コマ漫画は最後の1コマで爆笑をとるなどといいますが、最後の1行でちょっとゾクゾクとさせられるというか、感心させられるというか、秀作だと思います。よく練られていると。しかも自作の紹介で短編『二本半!』と謳っているのですが、3本目を読むとその意味が判ります。しかもホラーのクセして、笑わせてくれるし! あまり書くとネタバレになってしまうので、気になる方は読んで見るといいですよ。この作者の今後が気になる、どういった方向に進んでいくのか、ちょっと楽しみになった一品でした。