琴宮棄聞

難しい題材
音色やメロディを小説で表すのは非常に難しい。
誰もが知っているような曲なら、そのタイトルを書けばすむ事だが、それだと著作権の問題もあるだろうし……。
しかしあえてそこに挑戦しているのは努力賞ものだろう。
しかも表現力があるのか、意外と伝わってくる。
また、こ以外の本筋がミステリー調でありちょっとした犯人探しなども楽しめる。
とはいえ、ホラーなので不条理が絡んでくる。
力技とも言えなくはないが、ホラーだからいいのだろう。
誰かも書いていたが、これって映像にしたら面白いかもしれないと思う。
また、終盤あたりのどんでん返しもちょっと小美味がいいし、努力を買って星五つ