妻の葬儀の日、突然十年前に教育実習で出会った教え子が両親の虐待から助けを求めて会いに来た。しかし二人の痛む心を癒す時間は、せまりくる闇に脅かされてゆく……。
淋しさから伸ばした手のひら。
つなげる距離であなたを感じたい。
『手をつなごう』
かなりの長編ですが、気長に読んで頂ける事を切に願います。