『ねぇ。君が好きなんだ』
――私の目の前に現れた、この男。環乃(かんの) 虚(きょ)唯(い)は、学校一格好イイ上級生。私は苦手。
『あ・・あの・・。私・・。生徒会長が好きなんです』
――そう・・。私には、生徒会長という、(顔は隠れててはっきりとは見たことはないけれど)好きな人がいる。とても格好良くて強い人。
『顔なんか・・。少し隠れててはっきりとは、見たことないけれど。でも・・すきで。』
『・・・?・・・見てるじゃん。今、目の前に。その君が好きな・・生徒会長さんがね』
『・・・え・・・?』
――生・・・徒・・会長ぉ!!!???
私はその場に倒れ込み、そのまま気絶してしまった。