昔、昔、もう今では誰も覚えてないくらい気が遠くなるような昔、ある人間の男と鬼の女は契りを交わした
ーそう遠くない未来、お前の(貴方の)傍に居られなくなるときが来ても、
俺はお前への(私は貴方への)想いは永遠に忘れない
この身ひとつでお前が(貴方が)生きられるなら喜んでこの身を差し出そう。
共に生きることはできなくとも、想いはいつまでも傍にあり続けるから―
次の世界でお前に(貴方に)出逢うためならば何でもしよう
例え、それが赦されることのない罪だとしてもお前と(貴方と)共に生きて行けるのならかまわない
唯、唯一の願いはお前の(貴方の)幸せ。他には何も望まない。
いざ、契りを交わさん!!
我、誓わん、汝を永久に愛することをー
それは誰もが忘れてしまった鬼と人間の悲しい恋物語