世界が変わっても愛してる

作者ゆな

昔、昔、もう今では誰も覚えてないくらい気が遠くなるような昔、ある人間の男と鬼の女は契りを交わした



ーそう遠くない未来、お前の(貴方の)傍に居られなくなるときが来ても、

俺はお前への(私は貴方への)想いは永遠に忘れない


この身ひとつでお前が(貴方が)生きられるなら喜んでこの身を差し出そう。

共に生きることはできなくとも、想いはいつまでも傍にあり続けるから―


次の世界でお前に(貴方に)出逢うためならば何でもしよう

例え、それが赦されることのない罪だとしてもお前と(貴方と)共に生きて行けるのならかまわない


唯、唯一の願いはお前の(貴方の)幸せ。他には何も望まない。




いざ、契りを交わさん!!

我、誓わん、汝を永久に愛することをー






それは誰もが忘れてしまった鬼と人間の悲しい恋物語