明日、明後日に。

作者三浦クロ

想いが通じ合った相手は俺の因縁深き敵の娘だった。




「じゃあ、また」





何時も別れ際に彼女は笑顔で言う



明日、明後日


命があるか分からないのにまた明日も逢える、俺を安心させようと


無理していると分かっているのに言う君に俺は




「うん、またな」





また逢えると期待を込め、手を振り、君に背を向ける




君の父親は俺の因縁深き敵



一国の大名の俺




君が父親の後ろにいると思うと仇を打つと決めた心が鈍る…




※…………attention…………※



物語はフィクションです。



本来の歴史とは全く異なります。なので、この作品の歴史と捉えて下さい。