何気ない恋の仕方

作者なな*なな

別にその時はまだ特別なんて思わなくて。

そんな喋ったこともないし、席も近くなかったし。

だからただのクラスメイトとしか思ってない。

貴方もそうだろうね。私のことなんか眼中にないよ。


あーあ…なんで三学期の最後に隣の席になっちゃったんだろう…。


残り少ない日数でこの気持ちを忘れるなんてできないよ…

ずるすぎる…

その笑顔が、その仕草が、その声が…

今となっては遠いんだ。