神水紋奈

呪縛、灰へと帰す
淡々とした文体で紡がれる、恐ろしい物
語。

ごみを燃やすことを生業とする主人公
は、いずれ火がこの世の物すべてをリ
セットしてくれると考えるようになる。

そして、彼女が燃やすものとは――……


短い物語の中にも、読者の心を掴む何か
が確かにありました。

丁寧な文章で、とても読みやすかったで
す。そしてお話もきちんと作りこまれて
いました。

そして、意表をつくラスト。

貴方も、炎が魅せる恐怖の物語を、体感
してみませんか?