十二月の電車

作者涙諏

朝早い冬の電車。

通学電車の僅かな時間しか会うことのできない貴方に、恋をして。

「ねぇ、…好きって言ったらどうする?」

「…え」

「俺以外、見ないでよ」





「ねぇ、…好きって言ったらどうする?」



「…え、」



「俺以外、見ないでよ」





部活に行く夜明け前、冬の電車





貴方た。